Evidence Based Medicine(*EBM)

  (*EBM)医師個人の経験や慣習、偏りがちな権威者の意見などに左右されるのではなく、
 知りうる限りの疫学的研究成果や実証的・実用的な信頼できる根拠 (evidence)に基づき、
 患者にとにとって最良の、効果的かつ質の高い治療を行う医療。EBMとは医療を円滑に行う
 ための道具であり、医師や薬剤師にとってののぞましい行動指針のことを言います。

   →→医学的なエビデンス(EBM*)に基づいたサプリ&ハーブ情報(1)
 

  食べて不老長寿
  文明が発達しヒトの生活が豊かになっても、病気を予防しさらに健康になりたいという気持ち
 は変わらないものです。

 「健康こそがこれから得るかもしれないどんな富よりも大切である」と思っているひとも
 いるでしょう。
 これからの時代は、どうすれば病気にならずにすみ、老化を少しでも遅らせることが
 できるかにかかっているのです。


 何を積極的に食べれば、老化やがんを少しでも防げるか、あるいは病気にならずにすむか。
 正しい食事とはいったい何だろう。何を食べて何を食べなければいいのかなど食事に対する
 疑問は山ほどありますがそれをビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、各種ファイトケミカル
 の立場から科学的に明解に説明したものは以外に少ないものです。 
 
 これらビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、各種ファイトケミカルなどの栄養素や
 サプリメント の効用を説明する生化学や薬理学をわかりやすく解説(説明)する解説書が
 ほとんど出ていないことも原因しています。

 ひとによってはわからないままに使っている。または、使い方が分からないので躊躇して
 しまっている。
 というのが現状のようです。


 そのような方への「道しるべ」 となる解説書を提供しょう。ご要望にお応えしょうというのが
 当ブログの趣旨なのです。

 「不老長寿
それは人類の究極の願いです。「食べて不老長寿ができればそれは最高
 にすばらしいことです。

 このブロブから究極のthe elixir of life(不老長寿の宝物を探しだしてください。 

 お薦め関連サイト→ EBMで裏付けされた健食、サプリ&ハーブ情報 

ファン

2010年07月15日

抗酸化作用(老化の予防) を有する脂質・脂肪酸

油脂は含まれる「脂肪酸」の種類とその数で次のように分類されます。

分類: 飽和脂肪酸
特徴:エネルギー源(とり過ぎは中性脂肪、LDLの増加)
主な脂肪酸:パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、酪酸、ラウリン酸
代表的な油脂 含まれる食品
霜降り肉、脂身(ヘット、ラード)、鶏の皮、卵、パーム油、乳製品、ヤシ油


一価不飽和脂肪酸(n-9系列)
細胞膜構成分 (過酸化脂質をつくりにくい)
オレイン酸、パルミトオレイン酸 、オリーブ油、ハイオレイック紅花油、マカデミアンナッツオイル


不飽和脂肪酸
n-3系列脂肪酸 (α-リノレン酸系)
血栓予防効果
末梢の血流促進
脂質代謝改善
脳神経系に必要
α-リノレン酸 、EPA(エイコサペンタエン酸) 、DHA(ドコサヘキサエン酸)、 しそ油 、青魚(イワシ・サンマ・サバ)、冬野菜(ほうれん草・小松菜・春菊など)、海草


n-6系列脂肪酸 (リノール酸系)
成長などに必要
過酸化脂質を発生させる
リノール酸
γ−リノレン酸
アラキドン酸
ファーストフード、ケーキ、スナック菓子、バター、生クリーム、マーガリン、紅花油・コーン油、ひまわり油、月見草オイル
  

どの脂肪酸も人間の身体にとっては必須なものですが、リノール酸が大半の食品に含まれているのに比べ、必須脂肪酸α−リノレン酸を含む食品は少なく、特に野菜ばなれ、魚ばなれの現代人には不足しがちです。しそ油やえごま油に多く含まれています。

最近わかってきたことに、リノール酸の摂りすぎが脳梗塞、心筋梗塞、ガン、アレルギー疾患などを促進させるのに対して、α−リノレン酸はこれら現代病ともいえる疾病を予防し、改善し、しかも脳の働きを良くする、といったことがわかってきました。

α−リノレン酸を構成する脂肪酸には「α−リノレン酸」のほかにEPA(エイコサペンタエン酸) とDHA(ドコサヘキサエン酸)があります。 この2つの脂肪酸が大活躍するのです。α−リノレン酸に含まれるEPAは「血栓をつくりにくくさせる」という大きな特徴や血液中のコレステロールや中性脂肪の値を下げる力を持っています。α−リノレン酸(オメガ3系脂肪酸)はDHAとEPAのダブルの力によって様々な効果を発揮、生活習慣病を予防し、脳の働きをよくするのです。

リノール酸(必須脂肪酸)のとりすぎの弊害
現代人の食生活に油料理は欠かせないものとなっています。リノール酸は必須脂肪酸ですから食品からとらなくてはいけませんが、日常の食生活で十分過ぎるほど摂ることができます。炒め物、揚げ物、ドレッシング、マーガリン、それに加えて加工食品、外食食品にはたくさんのリノール酸が含まれています。

ひと昔前はリノール酸はコレステロールを下げ、健康にいいとされてきました。しかし、最近では、リノール酸は一時的にコレステロール値を下げますが、摂りすぎが持続していくと様々な弊害が出てくることがわかってきました。これが「リノール酸神話の崩壊」です。まさに生活習慣病の陰にリノール酸があったのです。

アラキドン酸はγ-リノレン酸とともにビタミンFと呼ばれる必須脂肪酸の1つです。リノール酸を含む食品をとるとγ-リノレン酸、ジ・ホモ・γ-リノレン酸を経てアラキドン酸が生成されます。
肉食やリノール酸の過剰摂取によるアラキドン酸の増加は、生活習慣病を引き起こす原因になります。このアラキドン酸には血液を固まりやすくする働きがあります。過剰のアラキドン酸から作られるプロスタグランディンE2は人間が本来持っている免疫機能を低下させるだけでなく、ガンを増殖させる作用を持つと言われています。
また、過剰のアラキドン酸から作られるロイコトリエンがアレルギー症状をより起こしやすくします。

以上のように、リノール酸(n-6系脂肪酸)とα−リノレン酸(n-3系脂肪酸)にはその働きに大きな違いがあります。とくに過剰のアラキドン酸は過酸化脂質を発生させるだけでなく、血小板の凝集促進、アレルギー症状の増進などの良くない作用を引き起こすとされています。過剰摂取には気をつけましょう。
α−リノレン酸が豊富に含まれている油脂にしそ油があります。オリーブ油とともに推奨される油脂の1つです。 


注意食物:肉類(飽和脂肪酸)
コンビーフ、ベーコン、ソーセージ、ファーストフード(マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナツなど)、ケーキ、スナック菓子、バター、生クリームなど。
これらの食物はいずれも飽和脂肪酸ならびにn-6系列の多価不飽和脂肪酸であるリノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸を多く含んでいます。
肉類(飽和脂肪酸)、コンビーフ、ベーコン、ソーセージなどに含まれる飽和脂肪酸は過剰になると中性脂肪やLDLコレステロールを上昇させます。
n-6系列の多価不飽和脂肪酸は過剰になると体内で過酸化脂質を発生させやすい物質となります。過酸化脂質は『フリーラジカル』または『活性酸素』と呼ばれる脂質・脂肪酸の酸化物であり、生体にとっては老化の原因物質の1つといっていいものです。


過酸化脂質と生活習慣病:
老化の原因物質である過酸化脂質が血管の内壁に付着して動脈硬化を引き起こし、高血圧、高脂血症、糖尿病、心臓病(狭心症、心筋梗塞)、がんなどの生活習慣病の最大の原因となっています。

1)肉類(飽和脂肪酸)、は取りすぎに注意しましょう。

推奨の肉は赤みのモモ肉、鶏皮以外の鶏肉などです。
2)ケーキ、スナック菓子、バター、生クリームの取りすぎも要注意です。
ケーキ、スナック菓子、バター、生クリームはn-6系列の多価不飽和脂肪酸がたっぷりのため動脈硬化、高血圧、糖尿病、心臓病になりやすく注意が必要です。
3)n-6系列の多価不飽和脂肪酸のリノール酸(必須脂肪酸)、γ-リノレン酸、アラキドン酸は過酸化脂質を発生させやすい欠点があります


1.オレイン酸 (1価不飽和脂肪酸) n-9系列
(1)過酸化脂質をつくりにくい不飽和脂肪酸です。
脂肪酸のなかでも推奨されるものがn-9系列のオレイン酸です。ただし、脂肪なのでとりすぎると太るので注意は必要です。
(2)オリーブ油はオレイン酸が豊富です。
オレイン酸の多いオリーブ油はAOM値が極めて高く、過酸化に対する安定性が高いことが特徴です。体内で合成できる脂肪酸の1つです。
(2) オレイン酸はタウリンやアルギン酸と異なり肝臓にLDLが取り込まれるのを促進し、血中のコレステロールを減らします。
タウリンは肝機能を強化してコレステロールの処理能力を増加させます。また、アルギン酸は胆汁酸を排出して原料となるコレステロールを消費させるのに対し、オレイン酸は肝臓にLDLが取り込まれるのを促進して血中のコレステロールを減らします。
オレイン酸を多く含む食品
ハイオレイックひまわり油、オリーブ油、ハイオレイック紅花油

パルミトオレイン酸(オレイン酸の仲間)
脳の血液脳関門を通過し脳血管内に入り込むことが出来る数少ない脂肪酸の1つとして貴重なものです。(中枢に作用)
(1)脳の血液脳関門を通過することができるので、記憶・学習能力を高めることが期待できます。
(2)神経細胞を修復し、活性化(痴呆予防)します。
(3)コレステロール、中性脂肪の低下作用があります。
パルミトオレイン酸を多く含む食品
  アカデミアンナッツオイル、うなぎの蒲焼、ブリ、マグロのトロ


2.α-リノレン酸 (多価不飽和脂肪酸)、 n-3系列
(1)n-3系列のα-リノレン酸は良質の多価不飽和脂肪酸です。
良質の脂肪酸ですが酸化されやすいのでサラダやマリネなど生で利用する方がいいとされています。
(2)血小板の凝集抑制による血栓予防効果、末梢の血流促進による血圧低下作用があります。
(3)α-リノレン酸はリノール酸に対して競合的に働き、リノール酸の過剰摂取から引き起こされるさまざまな疾患を抑制する作用があります。
α-リノレン酸を多く含む食品
しそ油、えごま油、くるみ、マーガリン、大豆、海藻類


1)EPA(エイコサペンタエン酸)
EPA(エイコサペンタエン酸)はn-3系列の多価不飽和脂肪酸で、国際的にはIPAの呼び名が一般的です。EPAは、魚やアザラシを主食とするエスキモー人に多く存在していることが注目されて研究が始まったという歴史があります。
食品からとらなければ人間の体内ではつくることができない必須脂肪酸です。ただし、植物油などα-リノレン酸を含む食品を摂取すると、体内でEPAに変わります。
EPAとしての主な供給源はハマチ、サンマ、イワシ、マグロなどで、魚の脂肪に多く含まれていることで有名です。
(1)血小板の凝集抑制による血栓予防効果があります。 (EPA>DHA)
(2)血中の中性脂肪を減らします。(EPA>DHA)
(3)LDLコレステロールを減らしHDLを増やします。この作用はDHAドコサヘキサエン酸)の方が強い作用を持っています。(DHA>EPA)
(4)炎症をしずめる効果があります。そのため、変形性膝関節症や慢性関節リウマチなどに有効です。(EPA>DHA)

EPA(エイコサペンタエン酸) を多く含む食品
     脂ののった青背の魚(あじ、いわし、さば、かつお、さんま)刺身


2)DHA(ドコサヘキサエン酸)
  DHA(ドコサヘキサエン酸)は、人間にとって必要な栄養素であるにも関わらず身近な植物や陸上動物には存在していません。n-3系列の多価不飽和脂肪酸で、植物油などα-リノレン酸を含む食品を摂取すると、体のなかでEPAを経て合成されることがわかっています。  また、EPAと同様に魚の脂肪に多く含まれており、供給源として期待されるのは脂肪の多い魚です。いわし油にはEPA、DHAともに約10%、まぐろの目の脂肪にはDHAが約30%含まれています。
(1) 血小板の凝集抑制による血栓予防効果があります。(EPA>DHA)
(2)血中の中性脂肪を減らします。(EPA>DHA)
(3)LDLコレステロールを減らしHDLを増やします。(DHA>EPA)
(4) 血液脳関門を通過するため脳における記憶・学習能力を高めることが出来ます。(DHAのみ) (中枢に作用)
(5) 神経細胞を修復・活性化させ、アルツハイマー病や痴呆症を予防します。(DHAのみ)
(6)末梢血流促進による血圧低下作用があります。(DHA>EPA)
(7)過剰なアラキドン酸の生成抑制により抗がん作用を発揮します。(DHA>EPA)
DHAはプロスタグランジンE2を正常に保つ作用があるため、過剰なアラキドン酸から作られるプロスタグランディンE2の免疫機能低下を抑制させるだけでなく、ガンの増殖を抑制します。
(8)精神を安定化させる作用があります。(敵意性の低下)(DHA>EPA)
(9)抗がん剤による脱毛を抑制します。(DHA>EPA)

DHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含む食品
魚の目ののまわり、鰻の蒲焼、マグロ、ぶり、さば、いわし

↓↓EPA600mg+DHA260mg含有、中性脂肪の低下に高い評価



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posted by くすりのとくさん at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 脂質・脂肪酸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする